2024年2月11日に開催された合唱講習会には西宮市合唱連盟所属合唱団のメンバー、一般市民も参加いただき約200名の受講者を前に、講師にお迎えした篠部信宏先生に熱心にご指導いただきました。今回の講習会には篠部先生も参加される4人の声楽家によるヴォーカルアンサンブル「NOSTOS」の皆様にもご登壇いただきました。
講習会第1部、バッハのコラール「Jesus bleibet meine Freude」では、ドイツ語の子音の発音や3拍子の歌い方などを丁寧にご指導いただき、またNOSTOSのメンバーによる模範演奏で、より理解が深まりました。
休憩後の第2部では、NOSTOSによるミニコンサートがプログラムされ、「ふるさとの四季」など素晴らしいハーモニーを披露いただきました。
後半は「Ave Verum Corpus」のご指導で、2拍子の歌い方、Sop.の4度、5度の跳躍の仕方や、後半にある減七の和音の意味やハーモニーの作り方など、丁寧にご指導いただき、こちらもNOSTOSメンバーによるすばらしい模範演奏で締めくくっていただきました。たいへん有意義な合唱講習会となりました。
当日、開催されたヴォーカルアンサンブル「NOSTOS」のミニコンサートのプログラムは以下の通り。
①「ふるさとの四季」源田俊一郎編曲
②「Wohl mir, dass Ich Jesum habe」Bach作曲
③「Laudate Dominum」Mozart作曲
④いぬのおまわりさん 大中恩作曲
⑤さっちゃん 大中恩作曲
以上5曲を披露いただきました。
そのうち①をお聴きください。
下の▶をクリックすると、再生されます。
2回に渡るオンライン(YouTube配信)での講習を経て、ようやく2023年1月29日に、なるお文化ホールにてディスタンスを確保しながらではありますが、なかにしあかね先生により混声合唱組曲『今日もひとつ』全曲をご指導いただきました。
楽譜を起点に、私たちが合唱作品として表現するために必要なポイントを、わかりやすくご指導いただきました。例えば、休符は音楽のフレーズの流れをつくる「踏み切り板」のようなものとして感じ、決して休息の為ではないと気付かせていただいたり、リズムや拍の感じ方、フレーズの作り方など、歌唱の実践の中でご指導いただきました。
講演会の最後では、今回参加した一期一会のメンバーで構成する「『今日もひとつ』を歌う合唱団」による、『今日もひとつ』全曲の演奏を作曲者ご自身の指揮により高らかに演奏させていただきました。
本来は2020年の60回記念「西宮市民コーラス大会」でご指導いただいたメンバーがステージで歌ったはずの演奏でしたが、コロナウイルス感染拡大のために延期となり、今回、このなるお文化ホールで、アミティ・ベイコムホールで披露する筈だった合同演奏を果たすことができました。
【混声合唱「今日もひとつ」全曲 合唱:『今日もひとつ』を歌う合唱団】下の▶をクリックすると、再生されます。
2021年度の西宮市合唱連盟主催「合唱講習会」の開催を3月18日に延期しましたが、それも兵庫県の「まん延防止等重点措置」の発出中ということでリアルの開催を中止し、講師のなかにしあかね氏に制作いただいた講習動画として配信することになりました。合唱組曲「今日もひとつ」を題材にしておりますが、どの楽曲(詩)を歌う時にも私たちにとって必要なプロセスを『動画配信型ワークショップ』という形で解説いただきました(この動画の公開は終了しております)。
2021年1月からの再度の兵庫県への緊急事態宣言発出で、予定していたリアルでの合唱講習会開催は中止せざるを得ませんでした。昨年に引き続き講師をお願いしていたなかにしあかね先生に相談したところ、YouTubeによるオンライン合唱講習会なら可能と提案いただき、「歌を歌うということ」というテーマで西宮市合唱連盟のメンバーに限定公開いただきました。
➣基調講演(「音楽」ができるまで~「楽譜」とは何か~「詩を歌う」ということ)(30分)
楽譜は記号、その楽譜からどのような音楽を立ち上げていくか。。
➣音の実際(『今日もひとつ』を題材に)(45分)
6通りの「秋のあじさい」、演奏者によって伝わるものがこれだけ違う! 緊急事態宣言により、歌が歌えなかった長い時を経験した私たちは、これまでの練習曲にどのように向き合うか?
以上2本の動画を聴講することができました(この動画の公開は終了しております)。わたしたちは、音符の通りに発声し、声を合わせて自分たちがハーモニーを楽しむだけではなく、もっと作詞者や作曲者の意図を楽譜からくみ取り、聴いていただく方々に如何にその思いを伝えられるかが大切なのだと改めて考えさせられました。
2020年2月16日、200人近くの参加者により市民会館大会議室で開催しました。
講師になかにしあかねさんをお迎えし、混声合唱組曲「今日もひとつ」より3曲の指導をいただきました。
混声合唱なので、例えば男声パートが先行し、女声パートが後からでてくるようなシーンがあるときには、男声がどう歌うかで女声がどう歌うかが決まるという試行をしてみました。男声が「確信をもって表現する」ように歌い始めるときと、「やさしく、あたたかい」気持ちで歌い始めるときで、女声パートの歌い方やその後のフレーズのもつニュアンスが確実に変化しました。合唱団として、どの選択も正しいと。楽譜は素材で、その素材をどのように表現するか、その宝物をどのようにしたいかがみなさんの合唱団に求められる、とご指導いただきました。
2018年度(講師:藤村 匡人 先生)
天と地を讃えて Ave verum corpus 大地讃頌
2017年度(講師:藤村 匡人 先生)
合唱指導 冬の旅 野ばら
2016年度(講師:矢田 正一 先生)
日本の唱歌を歌う 滝廉太郎を中心に 荒城の月 組歌「四季」の1曲目としての「花」 ピアニストによる独奏曲「憾」の鑑賞
2015年度(講師:中村 健 先生)
古典の基本を学ぼう モーツァルト:Ave verum corpus、ヴェートーベン:第九歓喜の歌
2014年度(講師:中村 健 先生)
混声合唱指導 グレゴリオ聖歌のネウマ譜 サリーマライズ誕生秘話など
2007年度(講師:山岸 徹 先生)
2008年2月、なるお文化ホールにて、作曲家山岸徹先生により、ご自身の作品を題材に演奏についてご指導いただきました。
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